【要約】学びを結果に変えるアウトプット大全

効率化

1. はじめに

以下書籍の要約。

2. アウトプットの基本原則

  • インプットは読む聞く。アウトプットは話す書く行動する
  • 書いて覚える声に出して覚えるようにするだけで、運動性記憶として記憶することができる。運動性記憶は記憶に残りやすい。
  • インプットしても、その情報を何度も使わないとすぐに忘れてしまう。脳に入力された情報は前頭葉の海馬に仮保存されるが、保存期間は2週間程。インプットしたら、2週間で3回以上アウトプットすると記憶に残りやすくなる
  • インプットとアウトプットの黄金比は3対7。(コロンビア大学のアーサー・ゲイツの研究)
  • アウトプットしたあとはフィードバックを行い行動を修正する。なぜうまくいった?なぜ失敗した?次はどうする?を考える。

3. 科学に裏付けられた、伝わる話し方

  • 話すことは最も簡単なアウトプット。話すときは自分の意見や感想をひとつでも盛り込むとよい。
  • 悪口は百害あって一利なし。悪口を言う人はストレスホルモンが増え、認知症になる確率が3倍になる。
  • 良好な人間関係を作るのに、アイコンタクトは非常に重要。お互いの感情が伝わりやすくなり、コミュニケーションが深まる。
  • 雑談は内容よりも回数が重要。接触回数が増えるほど人の好感度は良くなる。これをザイアンス効果と呼ぶ。
  • 勉強を開始する前に、「何を学びたいか」自分自身に質問するだけで、選択的注意が働くようになり、勉強の効率が格段にアップする。
  • 議論での質問はお互いの理解力が深まる。他者からの評価もあがる。質問を考えながら話を聞く癖をつけるとよい。
  • 謝ることはアウトプットに対するフィードバック。素直に謝れる人は結果として評価も高まる。謝らない人は「自分は悪くない」と捉えるため、自己成長に繋がらない。
  • 説明することはアウトプットトレーニング。過去の出来事をストーリーのように記憶すると覚えやすく忘れにくい。これをエピソード記憶と呼ぶ。
  • 感謝は最高の脳トレーニング。感謝すること/されることで、ドーパミン(幸福物質)、セロトニン(癒しの物質)、オキシトシン(リラックスの物質)、エンドルフィン(脳内麻薬)が分泌され脳、心、体にプラスの変化が起きる。「ありがとう」と言おう。

4. 能力を最大に引き出す書き方

  • タイピングよりも書くほうが記憶に残りやすく、アイデアも出やすい。
  • アウトプットのベストタイミングは、脳が最も情報の多くを記憶しているインプットの直後がよい。
  • 上手な文章を書くには、とにかくたくさん読んでたくさん書き出す。書き出した文書は誰かに見てもらい、感想やアドバイスなどをもらいフィードバックする。「読まれる」という緊張感が、集中力を高め、より良い文章を書くことへの刺激になる
  • 文章を早く書くコツは、「時間を決めて書くこと」「文章の構成を決めてから書くこと」
  • 要約は読解力のトレーニングになる。Twitter(140文字以内)などを使って本や映画の感想をつぶやくことで、簡単に要約のトレーニングができる。
  • 絵や図などの「視覚」を使って説明することで、理解しやすく記憶にも残りやすくなる。視覚を使うと、文章だけの説明に比べて6倍以上記憶に残りやすくなる。
  • 書くという行為を楽しくするために、ペン、ノート、マウス、キーボードなどは徹底的にこだわる。

5. 圧倒的に結果を出す人の行動力

  • インプット/アウトプットしても、実際に行動しないと意味がない。行動しなければ自己成長ではなく自己満足しているだけ。
  • 結果を出すための成功法則は続けること。続けるための極意は以下。
  • 5分でいいのでとにかく始める。やる気が出たら始めようという考えはNG。やる気は後からついてくる。
  • 楽しみながら実行する。楽しさを発見する。楽しいと記憶力とモチベーションがアップする。
  • 目標を細分化する。(10キロダイエットではなく、1ヶ月で1キロダイエット)
  • 成果を出したときのご褒美を用意する。ドーパミンが分泌される。