効率よく学ぶための3つの方法

効率化

0. はじめに

「人生100年時代」と言われ、学ぶことの重要性が高まっていますね! 今回は効率よく学ぶための3つの方法について書いてみました。

1. 効率よく学ぶための3つの方法

1-1. 生物学的視点:短期記憶と長期記憶

人間の記憶には短期記憶長期記憶の2種類があります。

種類 説明
短期記憶 ・情報の一時的な保管場所。
・コンピュータでいうバッファ。
・時間の経過や新たな情報が入ってくることですぐ消える。
長期記憶 ・情報の本格的な保管場所。
・コンピュータでいうハードディスク。
・脳が必要と判断したもののみ大脳皮質に送って長期に保存する。

長期記憶に情報を残すには、脳に「この情報は重要なもの」と認識させることです。
このためには、既に持っている情報と新しい情報を組み合わせることが有効です。

1-2. 段階的視点:段階的に質が高まる

学びは段階を経て深まります。これをモデル化したものをASPSモデルと言います。

ASPS 説明
Acquire(覚える) 短期記憶から長期記憶に情報を送るために「経験」する。
Structure(構造化する) 自分の中で情報を整理し、人に話せるようにストーリー化する。
Attempt(試行する) 獲得した知識を実際の仕事で実践し、結果を評価する。
Perform(達成する) 本質を理解して応用したり、新しいことを発見したりする。

学びを自分の仕事で生かせていない場合は、知識を覚えただけで、構造化できていない人が多いようです。

1-3. 社会的視点:教えることで学ぶ

書籍や動画を見たりするよりも、他者と学習内容を話し合ったり、誰かに教えたりするほうが学習効果が高くなります。 人は社会的な生き物のため、他者から受ける刺激はとても大きくなります。

2. 参考

  • 日経SYSTEMS 2019/5号