相手に納得してもらうために「結論」と「根拠」を意識する

効率化

0. はじめに

提案や報告など行う場合、論理構造である「結論」と「根拠」を理解していないと、相手に納得してもらうことが難しくなります。

1. 論理的とは?

論理的とは、「結論」を「根拠」が支える構造を持っていることです。
ロジカルシンキングでは**So what ?Why so ?**がある状態という言い方をします。

So what ?・・・「結局何が言いたいのか」という「結論」を問う。 Why so ?・・・「なぜそれが言えるのか」という「根拠」を問う。

結論と根拠

2. 根拠と結論を捉える

次の文章のうち、何が結論で何が根拠かを考えてみてください。

骨川さんが遅刻しているな。総武線を使っているから、総武線が遅れているんじゃ?

正解は以下です。

  • 根拠・・・「骨川さんが遅刻している」「総武線を使っている」
  • 結論・・・「総武線が遅れている」

結論は結果であり、根拠は原因であるというのは誤った捉え方です。
上記の文章は、原因を考える論理構造です。そのため、根拠は結果で、結論が原因になります。

3. おわりに

こうした基本的な論理構造を理解していないと、提案や報告で相手に納得してもらうことが難しくなります。
提案や報告に納得してもらうことは、示した根拠から結論を導くことに合意を得るためです。

4. 参考

  • 日経SYSTEMS 2019/10号