相談に正論で返すべからず
人間関係
友人から、仕事仲間から、家族から、etc・・・ ジャンルは違えど、相談を受ける方はたくさんいるかと思います。 受けた相談に対して、どのように回答していますでしょうか?
正論で返すのは間違いではないと思います。 間違いではないのですが、もっと重要なことがあります。
実は、相談をする時点で、「こんな感じで回答してくれるだろう」「同意してくれるだろう」 というように、ある程度自分の中で答えが決まっていることがほとんどです。
正論で返すよりも、重要なことは以下です。
1. 最後まで真剣に相手の話を聞くこと
- 部下「プログラムのここの部分なのですが、ライブラリAを使おうと思います。理由としては前回の・・・」
- 上司「ああー、それはライブラリAでいいね。ここを参考にした方がいいよ。」
- 部下「・・・あ、はい分かりました。ありがとうございます。」
自分が詳しいジャンルの相談を受けた場合なんかは得にそうですが、 相手が話している途中だったとしても、理解した時点ですぐに回答してしまう人は多いかと思います。 言い方は悪いですが、相談を受ける側としては自分の力を誇示したい気持ちもありますよね。
しかし、相談する側としては、自分の話は重要だと思われていないというような印象が残ってしまいます。 どうでもいい人ならいいですが、お互いの信頼関係を築くには、途中で回答が分かったとしても、まず最後まで真剣に話を聞くようにしましょう。
2. 気持ちを込めて相槌を打つこと
相手の話を聞くとき、
- 「うん、うん、なるほど。」
というように、相槌を打つことで、自分の話を真剣に聞いていてくれるんだなという印象を与えることができます。 当たり前で簡単なことですが、めちゃくちゃ大事なことですよね。
また、相槌を打つときは他の作業をしないこと、姿勢は相手に向けることといったこともとても重要になります。
参考
- 日経SYSTEMS 2018/9号